逮捕されたのは、賭けマージャンのサイト「DORA麻雀」を運営する、千葉県浦安市の会社員で、アメリカ国籍のランダル アーロン アシャー容疑者(36)や、福岡や沖縄に住む25歳から47歳の会社員ら、合わせて7人です。
警察によりますと、7人は、去年3月から12月にかけてネット上で客6人に賭けマージャンをさせ、手数料を得ていたなどとして賭博開帳図利の疑いが持たれています。
客のもうけの10%から15%を手数料として回収し、サイトを開設した2011年から去年12月までにおよそ23億円を不正に得ていたとみられるということです。
オンラインカジノの運営者はギャンブルを合法としている海外に拠点を置くことが多く、国内でカジノの場を提供したとして賭博開帳図利の疑いで逮捕されるのは全国で初めてです。
警察によりますと、調べに対し、グループのリーダー格だったアシャー容疑者など3人は容疑を認めているということです。
ほかの4人は「サイトに関する仕事はしていたが、自分の担当していた部分は違法でないと思っていた」などと一部否認しているということです。
サイトでは、違法性はないとうたっていましたが、国内でオンラインカジノで金を賭ける行為は違法になり、警察は、客についても賭博などの疑いで捜査を進めています。
ネット賭けマージャン 会社員ら逮捕 オンラインカジノ運営で初