逮捕されたのは、東京・板橋区の鳥類販売店「ペットショップアイランド」を経営する関口正幸容疑者(69)です。
警視庁によりますと、去年8月、国に届け出を行わないと輸入できないインコなど7羽や輸入が禁止されている果物のマンゴスチンをタイから密輸しようとしたとして、感染症予防法違反などの疑いが持たれています。
7羽のうち、「ルリゴシボタンインコ」や「マメルリハインコ」など6羽は絶滅のおそれがあるとしてワシントン条約で国際的な取り引きが規制されている種だったということです。
インコを新聞紙を詰めた段ボールなどに隠し、一部は手荷物として機内に持ち込んでいましたが、税関の職員が羽田空港の検査場で見つけ、通報を受けた警視庁が捜査していました。
調べに対し、「自分で飼育して繁殖させたかった」などと容疑を認めているということです。
鳥類の国内への持ち込みは鳥インフルエンザや蚊を媒介してヒトに感染する「ウエストナイル熱」のまん延を引き起こすおそれがあるため、警視庁は持ち込む際には国への届け出や必要な検査を行ってほしいと呼びかけています。
インコ密輸でペットショップ経営者逮捕 ワシントン条約で規制